片付けを業者に頼むとき、「不用品回収」と「遺品整理」のどちらにすべきか迷う人は多いです。
結論から言うと、違いは“捨てる量”ではなく、“作業の中身(判断・配慮・仕分け)”です。
この記事では、費用が決まるポイントと、どちらが向くかを条件別に整理します。
結論(ざっくり)
・捨てたい物が決まっていて、とにかく早く処分 → 不用品回収
・探し物・仕分け・供養・貴重品確認など「整理が必要」 → 遺品整理
・迷う場合は「仕分けが必要か?」で決めると外しにくい
不用品回収と遺品整理の違い(作業範囲)
| 項目 |
不用品回収 |
遺品整理 |
| 目的 |
不要物の処分を早く終わらせる |
遺品を仕分けし、必要な手続きを含めて整える |
| 作業の中心 |
搬出・積込み・処分 |
仕分け(残す/捨てる/供養/買取)+搬出 |
| 向く状況 |
捨てる物が明確 |
探し物・貴重品確認・家族調整が必要 |
| 費用が上がりやすい要素 |
量・搬出条件・特殊品 |
仕分け工数・立会い回数・作業日数+搬出条件 |
ポイント
「遺品整理=高い」ではなく、仕分けの工数が乗るかどうかで変わります。
仕分けが不要なら不用品回収の方がスムーズなことが多いです。
不用品回収が向くケース(判断が速い)
- 処分する物が決まっている(写真で伝えられる)
- 急ぎ(退去、引越し、売却前など期限がある)
- 家の中を「空にしたい」など、処分が目的
- 仕分けは自分たちで済んでいる(残す物は別に避けてある)
不用品回収で失敗しないコツ
費用は「量」だけでなく、搬出条件(階段・距離・通路)でブレやすいです。
大型物+搬出経路まで写真で共有するとズレが減ります。
遺品整理が向くケース(後悔を減らしやすい)
- 探し物がある(通帳・印鑑・権利書・鍵・思い出の品など)
- 残す/捨てるの判断が難しい(家族で意見が割れやすい)
- 貴重品・現金・重要書類の見落としが怖い
- 供養や形見分けなど、処分以外の工程も必要
- 遠方で何度も通えず、段取りをまとめたい
遺品整理の強み
「処分」だけでなく、見落としを減らす仕組みが作りやすいことです。
急いで捨てて後悔しそうな場合は、遺品整理寄りの進め方が安心です。
料金が決まるポイント(どっちでも共通)
料金が上下する要素は、主に次の4つです。
- 量(体積):点数より「どれだけ積むか」
- 搬出条件:階段・通路幅・養生・駐車距離
- 特殊品:リサイクル家電・重量物・危険物など
- 仕分け工数:遺品整理で大きく影響(立会い回数・日数も含む)
覚えておくと強い
不用品回収は「搬出と処分」、遺品整理は「仕分け工数」が価格の中心になりやすいです。
迷ったときの決め方(3つの質問)
- 捨てる物は完全に決まっている?(YESなら回収寄り)
- 探し物・貴重品確認が必要?(YESなら遺品整理寄り)
- 家族の合意が取れている?(NOなら遺品整理寄り)
判断の目安
「捨てる」だけなら回収。
「判断が必要」なら遺品整理。
この切り分けが一番ズレません。
併用ルート(失敗しにくい現実解)
現実的に失敗が少ないのは、次のように工程を分ける方法です。
- まず遺品整理的に仕分け(残す・探す・供養・買取の候補を分ける)
- 残った「処分確定分」を不用品回収で一気に出す
このやり方が強い理由
後悔の原因になりやすい「見落とし」を先に減らし、最後は回収でスピードを出せます。
見積で確認する項目(トラブル回避)
- 料金に含まれる範囲は?(搬出・分別・解体・養生)
- 別料金になる条件は?(階段/距離/通路が狭い等)
- 家電リサイクル・重量物は別料金?
- 当日増えた場合の扱いは?(追加単価 or 上限)
- 仕分け作業がある場合、どこまで対応?(探し物・貴重品確認の流れ)
- 支払い方法・キャンセル条件は?
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