

不用品回収のトラブルで多いのは、「言った/言わない」です。ここを一撃で減らすのが、見積書・契約書(または依頼内容の書面化)です。
ただし、書面があっても中身がスカスカだと意味がありません。この記事では、依頼前にチェックすべき項目を「そのまま読めば確認できる」形でまとめます。
不用品回収は、現場条件で作業量が変わります。だからこそ、重要なのは金額の数字より、その金額が成立する条件です。
安全な見積の特徴
・対象品(点数・サイズ)が具体的
・作業条件(階段/距離/駐車)が明記
・追加料金の条件が明文化されている
まず基本。会社名/住所/電話など、事業者の特定情報がなければ、揉めたときの交渉窓口が消えます。
「不用品一式」だと揉めます。理想は、主要品目+点数+サイズ感まで書けること。
例:冷蔵庫1/洗濯機1/棚2/衣類袋4 など。写真見積なら、写真と紐づく文言があると強いです。
回収だけなのか、搬出・養生・分解・簡易清掃まで含むのか。ここが曖昧だと、後から「それは別」と言われます。
集合住宅ではここが最重要です。階数/EV有無/玄関から車までの距離は、追加料金の起点になりやすい部分。
「何階で、EVあり(なし)で、玄関から車まで◯mくらい」まで共有して、見積条件に入れておくとズレが減ります。
駐車できないと、作業が一気に重くなります。路駐の可否、コインパの可能性などを前提条件として明記しておくのが安全です。
細かすぎなくてOKですが、最低限、基本作業費/出張費/オプション(階段・分解等)のように分かれていると安心です。
内訳ゼロは「あとから盛る余地」が大きいので注意。
ここが最大の地雷ポイントです。書くべきは「追加がある/ない」ではなく、追加になる条件です。
最低限ほしい記載例
・事前申告と異なる品目が増えた場合
・階段作業が発生した場合(EV停止等)
・駐車できず搬出距離が伸びた場合
・分解が必要な大型家具が追加になった場合
キャンセル料があるのは普通です。問題はルールが不明なこと。
「前日◯時まで無料/以降◯%」のように、時間と金額(または割合)が明記されているか確認します。
壁・床・共用部、搬出時の破損。ここは「起きない前提」ではなく、「起きた時の段取り」が重要です。
書面にない場合は、補償の有無/連絡フロー/写真記録だけでも文章で残しておくと揉めにくいです。
現金・カード・振込など、方法の違いで当日揉めることがあります。
また、支払いは作業前か後かも確認。安全なのは、作業前に最終金額を確定→作業→作業後に支払いの流れです。
当日現場で状況が変わることはあります。その場合でも、作業前に最終金額を確定して合意できる仕組みがあるかが重要です。
「やってみないと分からない」はNG。やる前に確定できない業者は避けたいところです。
特記事項は面倒でも埋める価値があります。例えば、
こういう「ズレの種」を先に書くほど、当日の追加請求リスクが落ちます。
相手を責めず、淡々と確認するのがコツです。LINEでも十分なので、残る形にします。
「追加料金が発生する条件だけ文章でください。条件が分かれば安心してお願いできます。」
「搬出・養生・分解の有無と、含まれる範囲を一言でいいので入れてください。」
「当日は作業前に最終金額を確定してから作業、で合っていますか?その旨を文章で残したいです。」
ポイント:相手が嫌がるのは「面倒」ではなく「逃げ道がなくなる」から。嫌がるほど、書面化の価値があります。